突然の「ZRボタン無反応」!我が家のSwitch 2コントローラー受難記
我が家に次世代機がやってきてから、早くも約1年が経過しました。FIRE生活に入って以来、自由な時間の大部分を家族みんなでのゲームタイムに捧げているわけですが、最近、我が家のリビングに突如として不穏な空気が漂い始めました。
原因は、右側Joy-Conの「ZRボタン」の突然の沈黙です。
これまで大切に扱い、外に持ち出すことも一切なく、室内でのみ丁重に使ってきたというのに、ある日を境に「反応が鈍くなる」といった前兆すら飛ばし、きれいさっぱり「全く反応しない」状態になってしまったのです。
落とした覚えも、ソファの隙間に挟んで踏みつけた記憶もありません。念のため購入時期を確認してみたところ、一応は1年以内。もしかすると運良く保証対象期間内だったかもしれませんが、我が家のファイリング体制の甘さゆえに保証書がどこにも見つからないという絶望的な事実が判明し、メーカー修理への道は早々に断念せざるを得ませんでした。
そして、絶望のトドメを刺したのが新品の価格です。調べてみると、新品のJoy-Conはなんと5,480円。「コントローラーって、こんなに高級品だったっけ……?」と、思わず二度見してしまうほどの高額っぷりです。
「よし、こうなったら自力で直してやろうじゃないか!」
幸いなことに、初代SwitchのJoy-Conは過去に分解修理した経験があったため、家にはそれなりの工具が揃っていました。ボタンが物理的に無反応ということは、十中八九内部の基盤の故障だろうと踏み、早速AmazonでZRボタン用の交換基盤を検索。価格は送料込みで580円。しかも驚きの翌日配送です。新品を買うことを思えば1/10の出費で済む計算になります。このフットワークの軽さこそ、今の生活スタイルならではの特権です。
想像以上の難敵!Switch 2の「みちみちた」内部構造
注文した翌日、あっという間に基盤が届いたので、ワクワクしながら分解作業をスタートさせました。
しかし、ここで初代Switchの感覚で挑んだことを早くも後悔することになります。Switch 2のJoy-Conは、初代とは比べ物にならないほど分解の難易度が跳ね上がっていました。
何より、どこにネジがあるのか外観からは全くわからないのです。最初のケースをパカッと外す段階で、いきなり20分以上試行錯誤するハメになりました。
カバーがようやく外れてからも油断はできません。電子回路をいじるときの鉄則として、まずはショートを防ぐためにバッテリのコネクタを慎重に外します。続いてZRボタンを取り外そうとするのですが、これがまた簡単には外れない。部品を傷つけないよう、道具を使ってテコの原理でジワジワと攻めていきましたが、「バキッ」といってしまうのではないかと、冷や汗が止まりませんでした。
そして、作業中もっとも心臓が止まりそうになった瞬間が訪れます。 目的の基盤が見えたその時、「ポロリ」と何かが落ちたのです。
精密機械の分解において、「出所不明の部品ポロリ」ほど恐ろしいものはありません。「あ、これでもう二度と元に戻らないやつだ……」と走馬灯がよぎりましたが、気を取り直して落ちた部品をルーペのようにじっくり観察してみます。
どうやらそれは、ZRボタンの基盤に本来しっかりくっついているはずの小さなプラスチックのツメ付きボタンパーツでした。これが根元から外れてしまったせいで、外側からボタンを押しても内部のスイッチまで力が伝わらなくなっていたようです。
基盤をよく見ると、うっすらと4か所の爪のような構造が見え、そのうちの1か所が破損しているように見受けられました。特に乱暴に扱った記憶はないのですが、日々のゲームプレイの中で無意識に力が入りすぎて、疲労骨折を起こしてしまったのかもしれません。
580円の基盤交換と、任天堂の「進化」への感動
幸いなことに、見切り発車でポチっていた交換用基盤のパーツと照らし合わせても、壊れていたのはまさにその部品単体でした。
届いた新しい基盤にサクッと交換し、まずは仮組みの状態でバッテリを繋ぎ、ボタンがちゃんと反応するかテストします。 ……が、記念すべき1度目のテストはまさかの失敗。 ボタンを押しても無反応です。
よく見ると、コネクタが奥までしっかり挿し込まれていませんでした。今回のJoy-Conは中身のパーツが文字通り「みちみち」に隙間なく詰まっており、配線の取り回しが非常にシビアになっています。「Joy-Conなんて基本構造は変わっていないだろう」とタカをくくっていましたが、初代からSwitch 2へと世代交代する中で、任天堂が限られたスペースに高密度にパーツを詰め込み、より良くしようと絶えず改良を重ねてきた努力の跡がヒシヒシと伝わってきて、思わず手元で感心してしまいました。
気を取り直して2度目の接続。今度は完璧に組み込み、電源を入れてボタンをポチポチ押してみると……無事に「カチッ、カチッ」と小気味よい反応が返ってきました!
あとは元通りにネジを締め、ガワをパチパチとはめていけば完成です。新品の1/10以下のコストで、見事にZRボタンが完全復活を遂げました。
やっぱり最高、FIRE生活
今回の修理劇を振り返ってみて、改めて「FIREして本当に良かったなぁ」としみじみ実感しました。
もし現役バリバリでフルタイム勤務に追われていたらどうだったでしょうか。 壊れた発覚からネットで買い換えるか悩むのに数日、注文して届くのに1週間、さらに面倒な修理作業は「週末の疲れていない時に……」と後回しになり、結局まともに遊べるようになるまで2週間はかかっていたはずです。
「もうめんどくさいから、新品をサクッと買っちゃおうよ!」と、疲労感にまかせて5,480円を財布から飛ばしていた可能性も大いにあります。
もちろん、それでお金で解決するのも一つの大人の選択肢です。しかし今回は、時間に余裕があったからこそ、「よし、ちょっと分解して構造でも見てみるか!」と前向きで知的な探求心を持って取り組むことができました。おかげで最新ハードの内部構造の進化に触れ、モノづくりの工夫に感動し、手先のDIY感覚でリフレッシュまでできてしまいました。
浮いたお金と得られた満足感、そして何より「自分の手で直した」という小さな達成感は、何物にも代えがたいものです。
……あ、ちなみに今回は大成功に終わりましたが、こうした分解・修理を行うとメーカーの公式保証は一切受けられなくなります。挑戦される方は、あくまで完全な「自己責任」の領域ですので、そこだけはくれぐれもご注意を!

コメント